ゴムボートを漕ぎ続けて称えられた会社員とは?


車のなかにはボートがあった

多くの死者を出した2018年7月の西日本豪雨で、自身の所有するゴムボートを使って約20人の命を救出したことから、一躍有名人になった会社員がいます。この会社員は、岡山県倉敷市真備町地区の住民です。ここは、川が決壊したことから地区面積の約30パーセントが浸水した町です。激しい雨が降り続いているなか、避難勧告も出されているのに、この会社員は自身の車が浸水してしまうことを恐れて、自宅から約3km離れたところにある公園に車を移動させました。しばらく車のなかで待機していましたが、雨が小康状態になる気配は全くありません。心配してスマートフォンから自宅の母親にメッセージを送りましたが、返事もありません。走って自宅に戻ろうとしましたが、自宅付近の水位は、胸の高さまできていました。そこでひらめいたのが、車のなかに置いてあったゴムボートだったのです。

そのボートで約20人の命を救出

ゴムボートはひらめいたものの、それを膨らますための空気ポンプまでは用意していませんでした。そこで周りを見渡すと、近くにガソリンスタンドがありました。この会社員は、ガソリンスタンドで機材を借りて、なんとかゴムボートを膨らませることができたのです。ボートを漕いで自宅に到着すると、両親はすでに避難所に逃れていました。しかし、自宅付近の屋根の上には手を振って救助を求める人たちがたくさんいたのです。ボートの定員は3人だったため、ひたすら漕ぎ続けて約20人を助け出しました。この会社員は「命の恩人」として近所の住民から称えられています。

山本英俊とは、フィールズ株式会社というパチンコ機器卸会社の代表取締役会長です。競馬馬の馬主としても有名で、世界の良血を集めて競馬馬を育成しています。